アンティークバティックで名古屋帯を仕立てました♪

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バティック布の名古屋帯が完成しました。

以前、習ったことがあるのですが今回は何年かぶりでノートを見ながら復習です。

けっこう難しいと言われる「帯芯入りの名古屋仕立て」がなんとか形になりました。


名古屋仕立ての帯とは

名古屋女学校を創立したセンセイが大正期に考案し昭和初期に作られた帯です。

簡単に装着できる帯を考え、より軽く、長さも短くと、考案されました。

作った当初周りの方には評価されなかったのですが、その後急速に普段帯の主流となりました。

女性の社会進出とともに生まれ広まった帯です♡素敵

八寸帯と九寸帯、そして私のようにファブリックで作った帯などがあります。

ファブリック帯は切って生地を継ぎます

さて、今回私は真四角のアンティークバティックを使いましたので、お太鼓や前帯の位置、手先などを決めてから九寸の幅(約34センチ)に切りそろえました。

実際縫うところは8寸(約30センチ)から8寸5分(32センチくらい)にすることが多いです。自分の好みで自由です。

 

そして生地をつないでいきます。私は10パーツつなぎました。

好みの柄を出するためには切ったり貼ったりしなければなりません。

手先に印を入れます。↓

縫うとこんなイメージです。↓(私は関西巻きです)

縫ったら芯を綴じ付け、三角のところを作ります。↓

完成!チョコくんもお祝いしてくれます。バンザーイ!

難しいところは

表地と芯の釣り合いだと思います。表が裏よりピンとしていないとひっくり返すと表地がヨレヨレします。私は帯よりも着物のほうが難しいと感じますが、どの道もやればやるほど難しいのでしょうね。


九寸名古屋帯を仕立てもらう費用は

5000円くらいで縫ってくれるところは、ミシン縫いです。そして芯も一番廉価なものかな?と思います。

そうじゃなきゃ人件費を払って、利益が出ないと思います。(私だったら人件費で3万円もらいたいと思うような作業量です。)


手縫いしてくれるところは6000円くらいから+芯の料金が別になります。

大抵、どんな布でも縫ってくれますが、例えば今回の私の帯のように「柄出し」に注文をつけると別料金がかかります。

そして生地を継ぐと1回継ぐごとに別料金が発生します。


今回の私の帯を、手縫い仕立てに出した場合13000円位になるかもしれません。(継が多いので)

また、お着物から帯にすることも可能ですが、ほどきや洗い料金も入ると高額になりかねませんので必ず見積もりを取りましょう。(アンティークは洗ってくれないかもです)

着物をほどいて洗ったアンティーク正絹↓次の帯になるかも


お手軽な帯作りでの接着芯は。。。

私は以前、接着芯で名古屋も半幅も作ったことがあるのですが、正直私は好みではありませんでした。もちろん私の使った生地と接着芯との相性もあるとは思います。

でも、洋裁歴が長いので割と接着芯のことは知っていると思うのですが、帯は帯芯を入れて仕立てる方が断然いいと個人的には思います。

あくまで私の好みの話です。せっかく作るんならこだわりの布で作るんじゃないかと思いますので一応書きました。

 


付け帯ばかりしているのになぜ名古屋帯を作るのか

ご存じの方もいらっしゃるでしょうが私は近頃、せっせと名古屋帯を付け帯に変えています。

じゃ、最初から付け帯仕様で作れば??的な疑問もあるでしょう。

お答えします。理由は名古屋帯の「綺麗に畳んで押しがかかっている新品の姿が大好きだから」です。はじめから付け帯仕様で縫うのは、ちょっと楽しみが減ります。

関連記事→付け帯着用6 小紋着物と八寸博多帯


本日のおまとめ

名古屋帯仕立てはテキストを見て作るにはちょっとハードルが高いです。でも一度直接習うと作業はシンプルなので着物よりはハードルが低いかもです。楽しいのでおすすめ!

柄のシックな部分を選びました。(まだ付け帯じゃないです。)

前柄↓

ウェーイ!


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