塩瀬帯の仕立直しをする1

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塩瀬のバラ柄の帯を所有しているのですが、なんと!本当によく似た帯を「使ってくれないですかと?」と知り合いの知り合いの方(笑)から回ってきました。

サイズが合わず、未使用のまま数十年だそうです。いただくことにしました。


ちなみに私の持っているバラ柄はこちら

黒地です。

そして頂いたのはこちら

濃紺の地色です。素敵ですね!(ちなみに持ち主の方は私がブログをしていることは知りません、というか私に流れ着いたことも知らないです。)

一見普通に素敵な塩瀬の未使用帯

サイズが合わないそうですが、帯が古いから短いのでしょうか?

タレ先を普通の長さにしようとすると変な柄が出てきます。

普通に締めた後ろ姿

ちょっとだけタレに変な柄が出ています。

正体はきれいな蕾の一部が見切れるのです。

この蕾がきれいにタレとして出るためにはもっと下になければ無理です。

柄づけが悪いのでしょうか?では、計ってみます。

お太鼓の柄の中心はタレ先から1尺7寸くらいです。(64.5cm)

これは2尺ほどあります(76cm)。蕾がタレ先にあれば寸法は許容範囲になります。

ここまでですと「染」が間違っているわけではなく「仕立て」が間違っていると思えるのですが。

 

しかしお太鼓と前柄までの距離も短い

それだけではなく手の長さは普通なのに、前帯とお太鼓柄の距離が40cmほど短いです。これじゃうまく結べません。

これは完全に染めのミスのような気がします。

お太鼓の柄優先で前結びで締めようと、かなり調整してみましたが前柄はここまでしかきません。(初心者の頃の私でしたら前柄は全然出せませんでした)

できれば簡単に修正できないか考えたんですが

しかし、ちょっとだけ、匂いも気になりました。2ヶ月程陰干ししたのにちょっと消えきらない。(殆どの帯はそれだけ干せば匂いがしなくなります)

少しあけてのぞいてみると帯芯はかなり黄変しています。そして帯を開くとくしゃみが出まくります。

カビカビだったわけではありませんが、なんかこのままは嫌だなぁ。

この際、洗って帯芯も取り替えたくなりました

手間がかかるのですが、覚悟してほどきます。

左、新品の帯芯 右が入っていた帯芯

塩瀬の帯をほどいて洗う

(塩瀬の濃い色はスレやアタリが出やすいので、完全におすすめしませんが)この際洗いたくなったので解いて洗いました。

ちょっとスレが出たところもありますが表に出ないところなので良しとします。

(染の帯は大抵、丸洗いもできますし、洗い張りできますので業者におまかせすることをおすすめします。)

現在、巻棒に巻いて反物らしい姿になりました。

そして、帯芯の発注をしました。←今ここ

何種類か帯芯も買ってみたので楽しみではあります。

塩瀬は難しそうですが無事に仕立てられましたら続きものとなります。(笑)


同じく帯芯まちですが、他の反物にも手を出しました

着物だったものを解いて洗いました。こちらも芯待ちですが縫えるところまで縫っておきます。

仕立て台の下で冷え性で色黒の彼氏が目を光らせています。

ごきげんを損なわないよう、物音も小さめにチクチク活動をさせていただいています。何事も彼氏あってこそ♡


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