皆様いかがお過ごしでしょうか？元気にヤフオクを徘徊されたりとおうち活動されている方も多いかと存じます。
私の場合、着物や帯は「できる限り見て買おう」という志があるのですが、暇に任せてネットをうろつくことも多々あります。人間、懲りたと思ってもすぐに忘れる生き物ですね。
今日は私が購入して困った着物や帯たちのご紹介します。
身丈が表示より短かった羽織
これは表示より、結構短かった羽織です。
流石にこれは返品できるわけですが連絡すると「３０００円割引きますがいかがでしょうか？」とおっしゃられ、たまたま翌日着いたいと思っていたことと、返品も面倒かなと思ってしまってそのままいただきました。
しかし、これは返品すべきでした。身丈が気に入らない羽織物は本当にダメですねぇ。
後ろに柄がありますが心底惚れた柄でもなく、仕立て直しする気が起きないのです。乳（ち、羽織紐を通すところ）の位置も気に入りません。
この場合は返品できるのにしなかった自分が悪いのですが、ネットだと間違い表記もよくあります。
芳しい帯
この帯はも～～、防虫剤臭がひどかったです。自然の防虫剤は1,2日で匂いが取れますがこの帯は2ヶ月陰干しして無臭になりました。
干せばなんとかなるという知識があったものの、頭痛になりそうなこの匂いはけっこう厳しいです。
たまたま今回は防虫剤の匂いでしたが、黴でしたら洗いに出して芯を取り替えてなどコストが掛かりますし、ま、その前に捨てたくなります。しかし、着物や帯で匂いのある商品は結構あります。
この帯は無事生還できたので秋以降の付け帯としてネタになることでしょう。
驚くほど色が違った着物
この着物の実物は私の目から見ると↓この色に近く思えます。
しかし、ネットで見た写真では↓この色でした。
きれいな黄緑色だと思って買ったらうすーいベージュが届いてびっくりしました。ただ、今となってはベージュの方が着回し力があってよかったかもと思っています。たまたま似合うベージュでしたから良かったけれどもう少し濃いベージュになると似合わない色でした。ギリギリセーフ。色味の違いは「モニターによって違って見えます」と書いてあるので返品できないことが多いです。
本麻じゃなかった着物
この着物はヤフオクで「新品手縫い仕立て、小千谷縮、麻100％」の表記で身丈、裄などのサイズも十分にある着物でした。
こういう着物はいいお値段が付きます。この柄は絶対に似合であろうと信じて張り切って勝負しました。
無事落札して早速、真夏に着て歩きました。「暑い。。。暑すぎる。。これ、ほんとに麻？」というわけでよくよく見ました。
コレ、麻100％ではなさげです。。おそらく綿麻でしょう。後日同じ柄が綿麻で出品されていました。でも、何しろもう着ちゃっていますからね。まあ、綿麻だと思えばそれはそれで、いい着物です。
でも、麻が欲しかったわけでしばらくは「こいつめーー！」と思っていました。
表記のない汚れのあった着物
新品しつけ付き、「汚れやシミはありません」と書かれた着物。気がつくのが遅すぎましたが、スナップのサビ汚れが表地3箇所に移ってしまっていて残念な着物。
近づいてよく見なければ気が付かない色味なので着ますけれども。ただこの着物に「あなた、いつの新品なんですか？」と尋ねたいですね。
中古品の返品は難しいです
私が今まで返品したのは1枚だけです。そのお店は自己都合の返品も受け付けてくれましたので、色が画像とちがって似合わなかったので返品したことがあります。
ヤフオクはもっとお安い分、返品が難しいですし、そもそも、梱包し直して返品するのは落札価格によっては面倒なだけで、諦めることのほうが多かったりします。
ここに書いた例は、表記違い、匂い、色味違いなどの代表的な例かと思います。中には完全に詐欺なのか？それとも知らないのか？正絹と書いてあってポリエステルが届くこともあります。そういうお店は問い合わせしても返信がずっとなかった挙げ句、正絹で間違いないです。と言い切られるので関わっている時間がもったいないくらいです。
少しでもリスクを防ぐには
- 帯は未使用以外は買わない
- 色は何色か、匂いがあるか丁寧に聞く
帯は芯にカビが生えていたらお金がかかりすぎます。未使用だからカビが生えていない保証はありませんが、「防虫剤などが苦手なので匂いはありますか？」と聞けば大抵答えてくれます。いきなり「カビ生えてませんか？」と聞かれたら個人の出品者さんはカチンときて「新品をお買いください。」とブロックする場合もあるらしいので、多少は丁寧に聞きましょう。
今回紹介したものは
基本的には使おうと思っていたものなので、残念なところもあったけれど断捨離していなかった物です。
しかし、ネットで買い始めた初期の頃は、届いたその日に汚さに驚愕して捨てたものもあります。
１割位は即捨て〜一度も着用せず処分物件、３割位ががっかり物件、４割位がまぁ、こんなもんだよね物件、２割がガッツポーズ物件かなという気がします。お金を使ったほうがガッツポーズ物件は増えますがハズした時の悲しさは半端ないです。
実物を見ても、買い物って失敗しちゃうこともあります。
まして、リスクのあるネットでの買い物は金額を絞って楽しむくらいが丁度いいかもしれませんよー。
我が家の女子、ビビたんとサリーちゃん
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