紗の羽織を仕立ててもらう。まずは湯のし

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私は羽織が大好きです。

帯がどのような状態でも隠せますし、(紗は透けますから隠せませんが)着物姿を優雅に見せてくれます。室内でも着たままでいいカーディガンやジャケットの代わりになる羽織はいろいろほしくなってしまいます。


いつか夏の羽織の代表、「紗の羽織」が欲しいと思っていましたら知り合いから紗の反物をお譲り頂けることになり大喜びでした。


ありがとうございます!!


※他にも何点かお着物をお譲り頂いたのでシーズンになりましたら着ますね!増やしたくないと思っているのに、素敵なものは飛びついちゃいました、、😂

さて、紗というのは下のようにストッキング並によく透ける生地です。

調べてみると紗羽織は、
4月から10月までオッケーとありました。もう少し透けの少ない羽織もありますので組み合わせてスリーシーズンを楽しもうと思います。

 まずは、湯のし工場に連絡してみた

 

で、反物は湯のしをしなければなりません。

反物のゆがみをとってもらい地の目を綺麗に整形してもらうことです。
ネットで調べてみると近所に「湯のし」工場があり、個人の持ち込みも大丈夫と書いてありましたが一応電話で今日行ってもいいかお問合せしました。

「どのくらいでできますか?」と伺うと「10分くらいで出来上がる」とおっしゃるのですぐに行ってまいりました。

古風な工場的なものを想像していましたら、全く違う綺麗な😊最近建てられたような建物でした。

 

 

中に入るとあちこちに反物らしきものがあり工場風味もちらほら玄関先で、反物を見て頂いて「待っててくださいねー。」と言われて座っていると、ミシンで反物をジャーと縫います。端と端を縫って輪のようにするんですね。


ミシン萌え人種なので(うちには4台のミシンがあります)写真を撮らせてもらいましたが足踏みかと思いきやおそらく改造した電動式直線縫いミシンでした。

その後ご主人は見えなくなりガチャンゴチョンと湯のし機をかける音が聞こえてきてすぐに終わりました。2回かけるのだそうです。

(しかし私は目の前のミシンばかり見つめていました。)

そして反物を渡されてお会計
びっくりな500円です。
いいのでしょうか・・って
それしか払ってきませんでしたけど。

 

 体験して知識が増えるのは楽しい

 

ちなみに紬のノリを落とす湯通しでしたら、急ぎでも3日みてくださいとのことで3000円だそうです。

 

「自分で縫うの?」とご主人に聞かれて「前に習いましたが挫折しました。」と答えたら、なぜか爆笑して「縫ってもらった方がいいよねー。
その分の時間で着て遊びに出かけた方が楽しいよね。」とおっしゃってました。ま、おっしゃる通り。


湯のしの店は東京なら、そこそこあるようですし、地方でも探して電話をしてみたらお安くやってくれるところがあるかもしれませんね。

私は、交通費とか、送料とかも考えてどうすればお安く納得の品質のものになるかと考えるのも一つの趣味です😂

でも時々失敗して、あ、ちょっと損しちゃったかも?みたいなこともよくあります。


でも、自分で調べて自己責任で動くと小さな失敗も糧となるというか知識が増えますよね。それが楽しくもあるのです!

さ、次はお仕立てをお願いしますが、せっかくなので湯のし所のご紹介もしておきますね。感じのいいご主人でしたよ!


吉澤湯のし加工所
 〒161-0034 東京都新宿区上落合1-9-8
 (西武新宿線下落合駅下車徒歩3分・西武新宿線中井駅下車徒歩8分)
 TEL:03-3368-2521 FAX:03-3364-3242

・営業時間
 午前9時〜午後5時

・営業日
 毎週月曜日〜金曜日

・休業日
 土・日曜日、祭日、年始、年末、夏休み休業有り


 

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