東京に戻りました。そして、ちゃーすけが虹の橋を渡りました。

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長い旅公演から無事に戻ってまいりました。

公演自体、この緊急事態宣言下の時期に関わらず全行程63ステージを全てこなすことができ、ありがたい限りでした。心から感謝です!

 

ただ、体調の悪かったちゃーすけを見送ってやることはできませんでした。本日は猫の話のみで失礼します。


1月28日ちゃーすけ永眠

夫が最後までそばで寝起きして、注射も薬も下も全部世話をしてくれました。

毎日、「ちゃーすけが可愛い」とラインを送ってくれました。

老いて、病を得てからちゃーすけは痩せて子猫のように小さくなり従順でお世話されるのが大好きでした。本当に可愛かったです。

そして最後の最後まで食べることに執着し、亡くなる前の晩御飯は大好物のタイのお刺身とカリカリを食べてごきげんだったそうです。

深夜、夫が目を覚ました時には、苦しんだ形跡もなく息を引き取っていたとのことです。

 

せっかくなので少し長くなりますが・・ちゃーすけが我が家に来たころのことを書かせてもらいます。

大人の野良猫の保護の参考になるといいなぁと思いました。

大人の野良猫の保護


出会い

ちゃーすけとの出会いは10年前の9月の初めでした。
我が家の近所の公園で出会いました。

ちゃーすけは一目でノラとわかるほど汚れてガリガリに痩せていました。
子猫だろうけど 6ヶ月くらいだろうか。。。と思いました。
(のちほど病院で2歳以上と言われましたが、
そのくらい小さい子に見えたのでした。)

目があった瞬間 鳴かれ、なつかれました。
人を頼って生きてきた証拠です。
捨てられたんでしょうね。
お腹がすいているに決まっているので、
見て見ぬ振りができませんでした。
しかも、すごく可愛い子で。

猫缶をコンビニで買ってきて与えましたが、
ここで関わったからにはもう、
この子と何らかの形できちんと
付き合っていくしかないだろうなと思いました。
野良猫の無責任な餌やりは現代では非常によろしくない行為です。
私は旅公演にいくこともあり、
ごくたまに餌をくれる私を待ち続けるような
かわいそうな目には合わせたくありません。


捕獲


公園で出会ってから半月ほどが流れ、
仕事が一区切りついたところで、ちゃーすけの捕獲を考え始めました。

愛護団体や動物病院などで捕獲器の貸し出しがあり
無料で2週間貸してくれるところを見つけました。
2週間で捕まえなきゃと思いましたが、
ちゃーすけは捕獲器を仕掛けた5分後くらいで捕獲器に入ってくれました。

ちなみに、ちゃーすけは体も小さく比較的おっとりした子でしたから、
もしかしたら素手でも捕まえられるんじゃないかと思いましたが、
後々わかるようになりましたが
飼い猫じゃない猫はけして素手では捕まえられません。
猫の戦闘能力はすごいのでした。
捕獲に失敗すれば信頼関係を取り戻すのは難しいです!

病院


さて 拾った猫。

病院での処置は 鎮静剤、レボリューション、
耳掃除、お腹のムシ専用薬、内科検診、血液検査などです。
参考までに当時で3万円程でした。
そして去勢もしなければ。。。
医療費や、彼のために脱走防止強化策などもしましたし
彼が来てからの1カ月で10万はかかりました。

ウチは先住がいましたからケージやトイレ、
餌などもあった上でですので、
野良猫といえども、うかつに動物は拾えません(笑)

もしも、野良を保護される方は、はじめに
最低そのくらいかかるかもと覚悟が必要です。

去勢手術に補助金はありますが、
耳カットが条件になるので
私は使いませんでした。

ハンストと絶叫地獄


ハンストとは、飲まない食べない・・ことです。
捕獲されてよほど怖かったのか3日以上水も飲まず、何も出さずで焦って病院へ。
猫は意外と頑固ですから・・


少し運動させたら食べるかなと先住猫を別部屋に閉じ込めてケージから出したら、
窓辺に走り大絶叫。しかも捕まえられません。

捕まえようとあせる→捕まらない。。。絶叫!!・・の
ループの数日でしたが流石にお腹が空いたのか、
その後は食べるようになりました。


先住猫たちとのご対面


これがまた想像以上に先住さんたちがちゃーすけを嫌いまして・・
ある程度、収まるのに2ヶ月以上かかりました。
血で血を洗う戦いにはなりませんでしたが、
その頃の自分にとってはとてつもなく長い期間に思えました。

今思えばたかだか2ヶ月ですが、当時は悩みまくりました。

先住猫は体調を崩しハゲていき、
ちゃーすけは窓に向かって絶叫か押入れこもるようになり、
どの猫も幸せじゃないように思えて
自分のしたことは、正解だったのか?・・と
自分を責めることばかりの日々でした。

その後


猫たちはいつの間にか、仲良しまでとは言えないけれど 
無関心くらいの仲になりました。 
もうそれで十分です。 先住たちも体調がもどりみんな元気になりました。

その後もちゃーすけは特別なビビリで
深夜帰宅の夫になれるには7年位かかりましたし、
壁も家具もボロボロにしてくれましたし、
野良の習性でゴミ箱を漁り、お腹を壊してばかりのしょうもないネコでした。


でも私には3ヶ月目位からベタベタ引っ付き虫なりました。
座っていると膝に飛び乗るようになり、どこでもくっついてきました。

ただただ、可愛かったです。

腎不全で長くないと言われてから、
手作りごはんや自宅での点滴などで2年ほど頑張ってくれました。
後悔はないです。


でも、
最後のときにそばにいてあげられなかったことが残念です。

泣けてしょうがないです。

ちゃーすけ、お疲れ様。
ありがとう。

猫の話で恐縮ですが、どなたかの大人ネコの保護の参考になれば嬉しいです。

 

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