仕事関係で大船まで行ったのでついでに、同じ東海道本線のだるまや京染本店さんに洗い張りものを出しに行きました。
グーグルで、洗い張りと検索するとトップに出てくるお店。ここの6代目が熱心なホームページを作られていて前から興味があったのです。
立派な店構えでちょっとビビる雰囲気(*゚▽゚*)
入るとすぐに、ネットで見た6代目が出てきてあまり愛想なく「いらっしゃい」と。(・∀・)さらにビビる(笑)
感謝祭価格なので、解き、は縫い、裏表洗い張り全部込みで、小紋5000円、無地、紬6000円特選物(大島、結城)7000円です。
感謝祭は年に数回行われますが、ただし初めての人はいつでも、感謝祭価格です。
恐る恐る、「お店の写真を撮ってもいいですか?」と聞くと「工場の写真も撮る?」ということで大喜びで見せていただきました。
ここから、6代目は喋りまくります(笑)やっぱり、職人気質なんでしょうか。
洗い場
湯沸かし
洗う道具は亀の子たわし着物は丈夫なので、たわしで洗うそうですびっくり!
脱水は普通に洗濯機。「全自動のほうが量は入るけど遅くて時間がかかるよね、」とのこと。というか、普通に洗濯機で脱水なんだとさらにびっくり!
以前は専用の脱水機があったそうですがもう作られておらず、壊れてメーカーに相談したら普通の脱水機とおんなじだから、それでいいよと言われたそう。
奥の部屋が伸子張りスペース
壮観。紬は2センチ間隔で伸子張り。絹物はこの後、湯のし して幅を整えるそうで間隔は広くてオッケー。
「とにかく、よそに大島出して比べてみてよ。伸子張りだと筋や、袖の丸み一切残らないから。いま日本で、伸子張りやっている店どれだけあると思う?100店ないよ、10店あるかな?(←大雑把)大島なんかの裄だしは受けたくないんだよ。結局筋が残るから、着たくなくなって仕立て直すでしょ?お金の無駄なんだって。
これだけきれいに洗う店どれだけあると思う?洗剤につけて終わりの店、そりゃ多いんだから。
絹物は水につかると細かい小じわが沢山出来るでしょ?縮むでしょ。紬の単衣なんかは洗ってアイロンで伸ばして元に戻すことは理屈では可能だけど、着物のまま、洗って本当に綺麗にアイロン掛けるには2時間くらいかかるんじゃない。素人が神経使うアイロンを2時間かけるなんて時間の無駄だと思うよ・・・・」
などなど、あつーく爽やかに語って頂きました。楽しくてしょうがない雰囲気。共感できることも沢山!
いやいや、本当に面白かったです!感謝です♡
他の店に大島を出して見比べるなんて人柱にならないけれど出来上がりに期待しております!
ちなみにこの店では一切セールスはされませんでした。それだけでもホッとしましたよ。
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