付け帯（作り帯）は時々とっても重宝します。例えば手や肩が痛くてうまく帯が締められない時。時間がないので安全策をとりたい時。もちろん帯結びに自信のない方には最高ですよ！業者に頼むといいお値段です。私は自分で作ります。
まずは付け帯とは
形がもうできている帯で、殆どの場合ヒモで縛って帯揚げ帯締めをするだけという素晴らしいものです。
誰でも素早く美しく着用できます。
自作の付け帯↓
3分かからず装着
雑に着てしまいすみません。カメラの小さな画面で見ていると気が付かなかったのですが、ちょっとよれてっぽいですね。
でも簡単に治せるんです。そして、多分手結びとそうは違はないです。（昔の付け帯はいかにも感がありましたが現在は気にならないと思います。）
普段、半幅帯ばかりなので手結びの名古屋帯の写真があまりないのですが（汗）
付け帯と大差ないと思います。
付け帯のメリット
- 装着が簡単、時短になる
- 短い帯、古い帯でも装着できる
- たたむのが超簡単で後片付けが快適
- 前帯やお太鼓に変な筋をつけることがない
最大のメリットは体調で帯結びができないとか自信がないときに最高のパフォーマンスをしてくれるという点につきます。
私は名古屋帯はおよそ5分くらいで締められますが、帯そのものや帯締めを交換したくなったりすることはしょっちゅうです。
そうなってくるとたかだか5分が重くのしかかって疲れてしまうし焦ります。付け帯は前帯だけ顔に合わせるのも簡単ですし片付けが楽すぎます。
効率と安心感を求めるなら断然付け帯はありだと思います。
付け帯のデメリット
- 同じ帯結びしかできない
- 同じ位置でしか結べない場合がある（付け帯の種類によっては多少は変化します）
- お太鼓の大小など、こだわりが反映できない場合がある（上と同じ）
装いによっていろんなこだわりを発揮したい方には付け帯は向きません。（そもそも付け帯の選択肢はないと思う）
私は銀座結びがあまり似合うタイプではないと思ったので名古屋帯は全てお太鼓でいいやと割り切っています。
※お太鼓の大きさなどが変えられる2部式もあるのですが、それはほとんど手結びと同じようなものなので私には付け帯の良さは感じられません。
付け帯の種類
- 2部式
- 切らない付け帯
2部式というのはお太鼓の部分と、胴回りが切れています。この2部式の最大の利点は羽織物を着ているときお太鼓部分をつけなくてもいいことです。
お稽古でクタクタに疲れた帰り道とか、飛行機や新幹線の中など。。邪魔な部分はとってしまえーー！ということを何度もしています。これは今後作る気はないもののメリットが有ることをお伝えしておきます。
私が作るのは切らない付け帯です。折りたたんで糸で簡単に縫い止めるだけというタイプで、気に入らなければ糸を切ってもとに戻せます。
私は↑の本を購入して作っています。
↓こちらのほうが新しく説明がわかりやすいそうです。
しかし硬い帯を縫うのは手間なのです！！
はい！私は縫っていません。
以前 KIMONO MODAN さんの 付け帯作成サイトでお値段がお安くていいなと思って見ていましたら「タグガン」で留めているとのことが記載されていました。
靴下とかを留めているプラスチック製のピンです。
これだ！！
タグガン最高です
これならかんたんじゃない！？と思っていろいろ調べて
↓私はこれを3年くらいまえかな？？購入して何本か付け帯を作りました。
めちゃめちゃ簡単です！！ブスッとさして引き金？を引くだけで留まります。
お値段は4000円を超えていますが業者に頼んだら帯1本4000円超えますので2本作れば元が取れまっせ♪
私の場合はその後、自分の中で半幅帯ブームが起きて名古屋帯はたまにしか締めないから手結びでいいやと思っていました。
《悲報》コロナ騒動で仕事が10月まで全部飛んだので縫い物しています
そちらの悲しいお話はこのブログには書きませんが。。。暇になったのに。。着物を着て遊びに行くこともできないほど緊急事態を迎えております。
ですから。。。「すべてを忘れるため」（苦笑）。。。縫い物でもしていないとどうしていいのかわかりません。
本日はこの帯を付帯に↓
名古屋帯はまだまだあるので少しずつ付け帯にしコーデしてお家の中で写真を撮ってみますね。
本日のまとめ
付け帯は「帯を締められる方」にも便利なことが多いですし、切らない付け帯が装着が一番簡単です。
付け帯の作り方は、ネットでも拾えますが（いくつか拝見しましたが）無駄にたくさん縫っていたり、柄出しを考えられていないなと思う物もありましたので本を見ることをおすすめします。
針糸で縫うことは大変なので、個人的には「タグガン」を絶賛おすすめします。
しかし、針より帯に開く穴が大きいんじゃない？？とか不安を覚える方はやめましょう♪
自己責任大事！！
他にも縫った
マスクとか↓
↓裏地は洗い張りしてあった使いそうにない色の八掛
↑滑りがいいので猫毛の付着を撃退します！
そして↓ハンカチとかを縫いました。
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